「第二新卒の採用面接では何を質問されるんだろう?」
「第二新卒者が採用面接で評価されるポイントはどこ?」
このような悩みを抱えていないでしょうか?
第二新卒の採用面接は、一般の中途採用の面接とも、新卒採用の面接とも異なる特殊な面接です。
第二新卒の採用面接ならではの質問項目や、第二新卒特有の評価ポイントを事前に把握しておくことで、採用面接突破の可能性を上げることができます。
この記事では、年間300人以上と面接をする現役面接官が、採用面接に不安を抱えている第二新卒者に向けて、実際に面接で聞いている質問について徹底的に解説します。
また、採用面接で第二新卒者を評価する際のチェックポイントについて、実体験をもとに紹介します。
第二新卒の採用面接を有利に進め、転職活動を成功させたい方はぜひ最後までご覧ください。
- 第二新卒者が採用面接で評価されるポイント5選
- 第二新卒の採用面接でよくある質問
- 第二新卒者が知っておくべき、採用面接時の最低限のマナー
- 第二新卒の採用面接で効果的な「逆質問」3選
第二新卒者が採用面接で評価されるポイント5選

私は外資系IT企業の現役マネージャーとして、第二新卒者を中心に年間300名以上の方の採用面接に対応しています。
現役面接官として、私が実際にしている質問を紹介する前に、採用面接で第二新卒者を評価する際のポイントについて、5つ解説します。
面接官が第二新卒者を評価する際のチェックポイントを事前に把握することで、採用面接突破に向けた対策が可能です。ぜひ確認してみてください。
- 短期離職せず長く働けるか?
- 基本的なビジネスマナーが身についているか?
- 成長意欲や入社後のポテンシャルが見込めるか?
- 会社のカルチャーにマッチするか?
- 募集ポジションに適性があるか?
1.短期離職せず長く働けるか?
第二新卒者の採用面接をする際、私が評価ポイントとして最も重視していることの一つは、「短期離職せず長く働くことができるか?」です。
第二新卒者は新卒で入社した会社を3年以内に退職することを考えており、今後も短期間で転職を繰り返す可能性を懸念しているからです。
企業としても時間やコストをかけて採用しているため、可能な限り長く働いてもらい、活躍することで会社へ貢献してもらいたいと考えています。
そのため、採用面接の中では必ず、転職を希望している理由や、退職を考えている背景を確認することで、短期離職を繰り返すことにならないかチェックしています。
また、ストレス耐性や適応力に問題がないかもチェックポイントの一つです。
短期離職せず、長い期間頑張ってくれそうと判断できる第二新卒者は、採用面接において高い評価をしています。
2.基本的なビジネスマナーが身についているか?
第二新卒者は新卒とは異なり社会人経験があるため、基本的なビジネスマナーが身についているかどうかは、採用面接における重要な評価ポイントになります。
新卒採用であれば、採用した新卒社員全員に対してビジネスマナー研修を一斉に行うことができますが、第二新卒採用の場合、入社後の研修にコストや時間をかけることが難しいからです。
そのため、採用面接中の言葉遣いや言動、服装や髪形などの身だしなみから、社会人としてふさわしい基本的なビジネスマナーが備わっているかをチェックしています。
当然ですが、時間厳守も社会人として必須のマナーですので、採用面接に遅刻することは厳禁です。
基本的なビジネスマナーが備わっている第二新卒者は、採用面接において高評価を得られるでしょう。
3.成長意欲や入社後のポテンシャルが見込めるか?
第二新卒の採用面接では、第二新卒者自身に成長意欲があるかや、入社後に成長するポテンシャルが見込めるかを、重要な評価ポイントとしています。
第二新卒者は社会人経験が浅いため、前職で経験できる実務や身についているスキルも限られてしまい、これといった実績がない方も多くいます。
そのため、第二新卒の採用面接では、前職で得られた経験やスキルよりも、第二新卒者自身の成長意欲や、入社後の伸びしろなどポテンシャルを重視する傾向が強いです。
仮に未経験であっても、成長意欲が高く入社後のポテンシャルを見込める第二新卒者であれば、採用面接でも高く評価されます。
4.会社のカルチャーにマッチするか?
会社にはそれぞれ企業文化や理念があり、第二新卒者が会社のカルチャーにマッチするかどうかは、採用面接における評価ポイントの一つになります。
会社のカルチャーにマッチしないまま入社してしまうと、入社後に第二新卒者自身が会社で浮いてしまい、結果的に早期離職につながる可能性が高いからです。
例えスキルや実績も十分で、即戦力として見込める第二新卒者であっても、会社のカルチャーにマッチしない方は、採用面接で評価が下がってしまうでしょう。
5.募集ポジションに適性があるか?
一般の中途採用と同じく、第二新卒の求人は募集しているポジションがあらかじめ決まっており、募集しているポジションに適性があるかは、重要な評価ポイントです。
採用面接では、第二新卒者の実務経験やポテンシャル、描いているキャリアパスや入社後の希望を確認することで、募集ポジションへの適性を判断しています。
人としてはとても魅力があり、優秀な第二新卒者であっても、募集しているポジションに適性がないと評価を下げざるを得ません。
採用面接前に自己分析など事前準備をしっかり行い、自分の希望と会社の希望をリンクさせることができる第二新卒者は、面接でも高評価を得られるでしょう。
第二新卒の採用面接でよくある質問

第一章では、現役面接官の私が第二新卒者と面接する際にチェックしている、評価ポイントについて5つ解説しました。
次は、評価ポイントを確認するために、実際の採用面接で私が第二新卒者に対して聞いている質問を紹介します。
いずれの質問も、ほぼ100%の確率で実際に聞いている、非常にリアルな質問です。
- 「自己紹介をお願いします」
- 「転職理由を教えてください」
- 「志望動機を教えてください」
- 「会社選びの軸はなんですか?」
- 「前職の業務内容について教えてください」
- 「入社後のキャリアプランはありますか?」
1.「自己紹介をお願いします」
この質問は、採用面接の冒頭でする最もポピュラーな質問です。
面接官は基本的に履歴書や職務経歴書を事前に見てから面接をしているため、自己紹介で話す内容自体は深く考えすぎず、シンプルに回答して問題ありません。
自分の経歴や、趣味、特技などを1分程度にまとめて、完結に話すことができれば、マイナス評価になることはまずないでしょう。
第二新卒の採用面接における自己紹介は、話す内容よりもコミュニケーション力をチェックしている側面が強いです。
つまり、面接を受けている第二新卒者の話し方や素振り、声の大きさやトーン、スピード、目線や表情、聞き手のことを考えてシンプルに質問に回答できるか、といったポイントを評価しています。
第二新卒の採用面接における自己紹介は、簡単なように見えて非常に奥が深く、難しい質問です。
自己紹介で評価が下がってしまう第二新卒者の具体例をいくつか紹介しますので、ぜひチェックしてみてください。
- 話が長すぎる
- 話がまとまっておらず、何を言っているのか不明瞭
- 自己紹介ではなく、自己PRを始めてしまう
- 面接官の目や表情を見ないで話してしまう
- 早口になりすぎる
2.「転職理由を教えてください」
「転職理由」に関する質問も、第二新卒の採用面接では100%聞かれると思った方が良いでしょう。
第二新卒の採用面接における「転職理由」は、最も重視される質問項目と言っても過言ではありません。
第二新卒者が「転職理由」で失敗しないためには、ネガティブな「転職理由」をポジティブに変換して伝えることが重要です。
誤って「転職理由」をネガティブな言い方にしてしまうだけで、面接官からの評価は大きく下がってしまいます。
実際に、私の同僚の面接官の中には、「転職理由で会社の悪口を言う第二新卒者は、100%不採用にする」と言っている人もいるくらい、「転職理由」の伝え方には注意が必要です。
3.「志望動機を教えてください」
転職理由では「なぜ会社を辞めようと思ったのか」を確認していますが、志望動機では「次の仕事では何をしたいと思っているのか」を質問しています。
新卒採用の面接と同様に「弊社を志望した理由を教えてください」と会社に対する志望動機を質問することもありますが、第二新卒の採用面接の場合、募集している職種やポジションを志望している理由を質問することが一般的です。
第二新卒は中途採用と同じく、具体的な募集職種やポジションが決まった状態で求人を出しています。
そのため、「この職種を希望している理由を教えてください」、「このポジションを志望する理由はなんですか?」と質問することが多いです。
また、志望動機は転職理由と一貫性を持たせた回答になることが望ましいです。
転職理由と志望動機に一貫性を持たせた回答をすると、第二新卒者の思考や行動に矛盾がなくなり、転職理由と志望動機の説得力が高まります。
- 転職理由「○○のスキルを磨きたい」 ⇒ 志望動機「この職種なら○○のスキルが身につく」
- 転職理由「××の経験を活かしたい」 ⇒ 志望動機「このポジションなら××の経験が活かせる」
4.「会社選びの軸はなんですか?」
採用面接中に、第二新卒者が次の会社をどのような基準で選んでいるかを確認することで、第二新卒者自身の希望や価値観、働くことに対する考え方を確認しています。
あくまでも第二新卒者自身の価値観や考え方に関する質問ですので、正解はありません。
自分が何に重きを置いて転職活動の会社選びをしているかを、率直に回答して大丈夫です。
ただし、第二新卒者の価値観と会社の価値観にあまりにもギャップがある場合、面接官は雇用のミスマッチが起きる可能性が高いと判断します。
会社を選ぶポイントはたくさんあると思いますが、少なくとも以下のような会社選びの軸を第二新卒者が真っ先に伝えてしまうと、働くことに対する意識が低いと評価される可能性があるため、控えた方が無難でしょう。
- 残業が少ない
- 給料が高い
- 年間休日が多い
- 福利厚生が充実している
- リモートワークができる
5.「前職の業務内容について教えてください」
面接官は事前に職務経歴書に目を通しているため、前職の業務内容を聞かれた場合、一から十まですべてを説明する必要はありません。
シンプルに要点を絞って説明し、特に伝えたいポイントを強調して伝えると良いでしょう。
第二新卒の採用面接で前職の業務内容について質問する意図は、職務経歴書に記載されていない具体的な第二新卒者のスキルや実績を確認するためです。
そのため、前職での実務経験やスキル、実績は可能な限り具体的に回答できるよう準備しておきましょう。
特に、「社長賞」や「MVP」、「最優秀○○賞」、「営業所内〇位」といった受賞歴があれば、業務内容と合わせてアピールした方が良いでしょう。
こういった具体的な表彰は、相対的な評価の中での実績になるため、第二新卒の採用面接では非常に評価が高くなります。
- 「Excelで〇〇関数を使って、××の計算や表・グラフの作成ができる」
- 「〇〇というプロジェクトを推進し、××の成果を収めた」
- 「株式会社〇〇との取引で、××円の売上を上げた」
- 「営業社員〇名中〇位になった実績があり、その年のMVPを受賞した」
- 「お客様満足度調査で、社内でNo.1になった」
6.「入社後のキャリアプランはありますか?」
第二新卒の採用面接で入社後のキャリアプランを質問することで、面接官は第二新卒者の入社に対する意欲を確認しようとしています。
また、入社後の具体的なイメージができているかを確認することで、「成長意欲があるか」、「長期で働く意思があるか」もチェックしています。
実際の採用面接では、「5年後、10年後にどうなっていたいか、将来像やビジョンを教えてください。」と質問することが多いです。
この質問に対し、「入社後は○○のポジションで××を経験し、その後は経験を活かして△△にキャリアアップしたいと考えています。」のように具体的な回答が出てくると、入社に対する熱意や本気度が高いと感じ好印象を受けます。
転職活動において、「採用」はゴールではなくスタートです。
採用された後のことも具体的にイメージし、キャリアプランを説明できるよう準備しておきましょう。
- 入社後に何をしたいか明確に説明できない
- 時間軸が定まっておらず、具体性に乏しい
- そもそも入社後のキャリアプランが描けていない
第二新卒者が知っておくべき、採用面接時の最低限のマナー

ここまで、第二新卒者が採用面接で評価されるポイントと、評価ポイントを確認するためにされる質問について解説してきました。
次の章では、第二新卒者が採用面接時に知っておいた方が良い、最低限のマナーについて紹介します。
私は、第二新卒者を中心に年間300人以上と面接をする現役面接官ですが、社会人として最低限のマナーが備わっている第二新卒者は、意外と少ないです。
逆に言うと、採用面接における最低限のマナーが備わっているだけで、多くの第二新卒者のライバルに差をつけることができます。
第二新卒者は第一印象で面接官からマイナス評価を受けてしまうと、後半で挽回することが非常に難しいです。
以下の5つマナーをしっかり守れているか、ぜひチェックしてみてください。
- 時間厳守
- 適切な服装
- 入室・退室時のマナー
- 姿勢と態度
- 言葉遣い
1.時間厳守
時間厳守は、社会人として当然のマナーと思われがちですが、意外とできていない第二新卒者は多いです。
採用面接の時間ギリギリに到着してしまうと、気持ちの面で余裕を失ってしまい、本来の自分の実力を発揮できない可能性があります。
社会人の基本的なマナーとして、10分前には面接会場に到着し、余裕をもって行動することを心掛けましょう。
また、交通機関の乱れや急なトラブルなど、どうしようもない理由で採用面接に遅れる場合は、必ず採用担当者やリクルーターに連絡をして、遅刻になる理由とお詫びを伝えてください。
場合によっては、面接日程の再調整を依頼しても全く問題ありません。
ただし、面接日程を再調整した場合、必ず次の面接時の冒頭で、日程を再調整してもらったお礼と、当日面接に参加できなかったことをお詫びするようにしてください。
面接官も忙しいスケジュールの中で採用面接の時間を確保していますので、社会人として当然のマナーとして時間厳守は徹底しておきましょう。
2.適切な服装
第二新卒の採用面接では、適切な服装で参加することも、最低限のマナーとして覚えておくべきポイントです。
基本的にスーツで参加すれば間違いはないですが、企業文化に合わせた清潔感のある服装であれば特段問題はないでしょう。
コートなどのアウターは、受付前に脱いでおくようにしてください。会社の入り口前で脱ぎ、手にもって会場に入ることが社会人としてのマナーです。
また、コロナ渦以降増えているリモートの採用面接であっても、服装には注意が必要です。
リモートで採用面接を受ける場合、基本的には上半身しか見えませんが、カメラ越しでも清潔感のある服装かどうかは確認しておいてください。
Webカメラには自分がどう映っているかプレビューする機能がついていますので、採用面接前にWebカメラの前に座って、自分の見た目をチェックしておくと良いでしょう。
3.入室・退室時のマナー
採用面接の部屋に入る際にも、第二新卒者が気を付けた方が良いマナーがあります。
ノックは「3回」がルールで、入室時は「失礼します」と挨拶してから部屋に入りましょう。
入室後も、面接官から促されるまでは、椅子に座ることは待った方が無難です。
また、退室時には丁寧にお礼を伝え、別れ際の最後まで油断しないようにしてください。
面接官は第二新卒者が思っている以上に、細かい点までチェックしています。せっかく採用面接中に好印象を獲得しても、マナーで評価を下げてしまうのは非常にもったいないです。
基本的なことではありますが、気を抜かないようにしましょう。
4.姿勢と態度
面接官と会話する第二新卒者の姿勢や態度も、採用面接では評価されるポイントの一つになります。
椅子には浅く座り、背筋を伸ばして落ち着いた態度で、丁寧に受け応えすることが望ましいです。
面接を受ける態度も、相手の目を見てハキハキと話すことで、面接官から好印象を得られます。
第二新卒者は前職を短期間で離職しているため、面接官は第二新卒者のストレス耐性や鬱傾向がないかを懸念しています。
メンタル面に問題がある第二新卒者は、話をする姿勢や態度、表情や仕草にその傾向が現れます。
落ち着いて、相手の表情を見ながら自信をもって話すことを心掛けましょう。
5.言葉遣い
言葉遣いは、第二新卒者が採用面接で評価を下げてしまう危険性の高いポイントです。
第二新卒者との採用面接において、面接官は第二新卒者から本音を引き出すために、意図的に面接の空気を和やかで話しやすい雰囲気にしています。
優秀な面接官ほど、第二新卒者が話しやすい空気を作り出すことが上手です。
その空気にのまれて面接官に気を許しすぎてしまい、面接官に対してフランクに接しすぎてしまう第二新卒者は非常に多いです。
第二新卒者は社会人経験も浅く、学生気分が抜けていない方も多いですが、第二新卒であっても中途採用であることに変わりはありません。
過度な緊張で硬くなりすぎる必要はありませんが、リラックスしすぎて面接官に対して失礼な言葉遣いにならないよう注意が必要です。
採用面接は、一緒に仕事をするパートナーを探す場であり、ビジネスの一環であることを理解しておきましょう。
第二新卒の採用面接で効果的な「逆質問」3選

ここまでの章では、第二新卒の採用面接で評価されるポイントとよくされる質問、また採用面接時に知っておきたい最低限のマナーについて解説してきました。
これで第二新卒の採用面接の事前準備が完璧かというと、まだ完ぺきではありません。
採用面接の最後に、「逆質問」という最難関のパートが待っているからです。
採用面接は、基本的に面接官が質問をし、候補者である第二新卒者が質問に答える、という一方的な構図になっています。
しかし、採用面接の最後に待っている「逆質問」は、今までと全く反対のことを行います。
採用面接で質問されることや聞かれることは準備ができましたが、「逆質問」で第二新卒者自身が質問することまで準備をしないと、事前準備が完璧になったとは言えません。
次の章では、第二新卒者が採用面接で使える効果的な「逆質問」を3つ紹介します。
- 「御社で活躍されている第二新卒者の特徴を教えてください」
- 「入社前に事前に勉強しておいた方が良いことがあれば、教えてください」
- 「○○さん自身が、御社で働く中で一番やりがいを感じたエピソードを教えてください」
1.「御社で活躍されている第二新卒者の特徴を教えてください」
実際に活躍している第二新卒者の特徴について質問することで、入社後を具体的にイメージしようとしている姿勢がうかがえ、入社に対する本気度や熱意が感じられる質問です。
また、この質問は「成長モデルを知りたい」という意図になるため、第二新卒者自身の成長意欲もアピールすることができます。
第二新卒の採用面接では非常によくある「逆質問」ですが、評価を下げることはない鉄板の「逆質問」ですので、困ったときは使ってみてください。
2.「入社前に事前に勉強しておいた方が良いことがあれば、教えてください」
この「逆質問」も、第二新卒の採用面接ではよく聞かれる質問です。
第二新卒者は前職で得られる経験やスキルが不足していることが多く、中途で入社しても即戦力とは言えないことがほどんどです。
入社前に事前に勉強しておいた方がいいことを質問することで、「少しでも早く戦力になりたい」という意図が伝わるため、入社に対する本気度や成長意欲をアピールすることができます。
第二新卒者の謙虚さや前向きさといった内面も伝えることができる非常に効果的な「逆質問」ですので、ぜひ覚えておきましょう。
3.「○○さん自身が、御社で働く中で一番やりがいを感じたエピソードを教えてください」
面接官自身のことを聞くというのも、第二新卒者の採用面接では効果的な「逆質問」です。
第二新卒の採用面接では、基本的に面接官がそのまま入社後の上司になることが一般的です。
そのため、この「逆質問」をすることで、第二新卒者が将来の自分の上司に興味を示していると、アピールすることができます。
面接官も人間ですので、自分に興味を示してくれる第二新卒者に対しては、好印象を持つものです。
面接官に対して媚を売る必要はありませんが、面接官自身のことについて「逆質問」をするテクニックは覚えておいても良いでしょう。
【まとめ】第二新卒の採用面接を成功させよう!

この記事では、年間300人以上と面接する現役面接官の私が、第二新卒者との採用面接で実際によく聞いている質問と、第二新卒者を評価するポイントについて徹底的に解説しました。
また、採用面接に挑むにあたって第二新卒者が知っておいた方が良い最低限のマナーと、採用面接で使える効果的な「逆質問」を3つ紹介しています。
冒頭でも記載した通り、第二新卒の採用面接は一般の中途採用の面接とも、新卒採用の面接とも異なる特殊な面接です。
第二新卒の採用面接特有の評価ポイントや質問項目を事前に把握し、最低限のマナーや「逆質問」の対策をしっかりしておくことで、面接の突破の可能性は格段に上がります。
この記事を読むことで、一人でも多くの転職希望の第二新卒者が面接に合格し、希望の会社に入社できることを願っています。